インド青年訪中団の第3陣が中国に出発するに先立って、中国の張炎インド駐在大使は、中国大使館で歓迎宴を主催しました。席上、張炎大使は、この訪中団に対して、友好の使者として両国の友好を深めるため活躍するよう期待しました。
中国の胡錦涛国家主席の招きにより、2007年からの5年に、500人のインドの青少年が中国を訪問することになりました。約100人のインド各界からきた優秀な若者からなる今回訪中団は第3陣で、6月の29日から7月8日までに、中国の北京、貴陽と上海などを訪れ、学校や企業などを見学する計画です。
出発を前に、団員たちは、インド青年スポーツ事務局主催の講義を受け、中国に関する知識を勉強しました。席上、インド駐在の張炎大使は団員たちが真の中国を知り、自分の努力で両国の友好を深めるよう期待した後、「これから訪問する北京、上海、貴陽、福州などの都市は、独自の歴史と文化をもち、経済的な特徴がある。今回の訪問を通じて、中国の急速な発展ぶりが見られるだろう。また、まだ立ち遅れている貧しいところも訪れ、中国が直面する課題が理解できる。団員たちが自分の目でこれらを確かめ、経験を交流して中国人の真な生活ぶりを知ってほしい。訪問を通じて中国と中国人を理解すれば、両国の友好の将来を見通せるだろう」と語りました。
これらの青年たちは、インドの未来を背負い、政府から大いに期待されています。数年前に中国を訪問したインド青年スポーツ事務局のジル局長は、「ここ数年、中国は経済発展や技術開発で大きな発展を遂げており、これはインドが見習うべきだ」と語り、訪中団に対して今回の訪問を大事にして、開放的な目線で中国を見るよう期待した後、「心の弾む今回の訪中は、団員たちに忘れることのできない思い出となるだろう。初めての中国の旅の見聞と感想を永遠に忘れないだろう。いい思い出を作り、また中国の人々にもいい思い出を残すよう期待する」と語りました。
訪中団のメンバーには、インド各地から集まった学生や若い芸術家、スポーツ選手、ビジネスマンなどがいます。ネルー大学中国語学部のアナニシさんは、中国訪問が待ち遠しいと語った後、「今回は、初めの中国訪問で、私にとっては初めての外国訪問だ。中国で沢山の友達を作り、中国語を学びたい。また、両国の友好に役に立ちたい」と述べました。
農業機械の仕事をしているパティルさんは、中国の農業発展に興味津々ですが、パティルさんは、「中国の農業発展の経験に最も興味を持っている。中国で農業専門家を訪ね、農業設備を見学したい。インドと中国はいずれも農業大国なので、農業技術の面で互いに見習うべきだ」と語りました。
歓迎会の最後に、インドの若い芸術家たちは、鮮やかな衣装をまとい豊作を祝う舞踊を披露しました。
芸術家たちは、この舞踊、歌、そして自分たちの情熱を中国に、中国の友人たちに届けたいと語りましたが、これら若者たちにとって、今回の中国訪問は、中国を理解し、またインドを中国の人に知ってもらう旅となるでしょう。(翻訳:李いつ豪)
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