国連薬物犯罪事務所は国際麻薬乱用撲滅デーの26日に、報告書を発表し、「麻薬の栽培、加工、販売と乱用の状況は楽観視できない」と述べました。
報告書は、「国際的な麻薬問題はここ10年来、基本的に安定しているが、一部の地域の状況は悪化しつつある」としています。
報告書はまた、「アヘンの栽培と生産は一部の地域でコントロールできなくなった。2007年、アヘンの原材料であるケシの栽培面積は2006年より17%増えた。そのうちアフガニスタンの状況が一番深刻だ。一方、南アメリカでコカなどの麻薬作物の栽培も蔓延している」としています。
報告書はさらに、「現在16歳から64歳の人口のうち、5%の人が一年で少なくとも麻薬を1回使用している。毎年、麻薬乱用で死亡した人は約20万人に達している」としています。(翻訳:ooeiei)
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