第4回中米戦略経済対話が現地時間の17日、メリーランド州のアナポリスで開幕しました。中国代表団団長の王岐山副首相とアメリカ代表団団長のポールソン財務長官が開幕式に出席しました。
席上、王岐山副首相は「複雑で変化の多い国際金融情勢の下で、第4回中米戦略経済対話を行うことは中米間の相互信頼を増し、経済協力を深め、共に直面する困難に対応する上で重要な意義がある」として、対話のテーマを中心に共通認識を拡大すること、将来の発展に目を向け、互いに関心を寄せることに気を配ること、および対話メカニズムを整備して、相互信頼をより深めるという三つの提案をしました。
これに対して、ポールソン財務長官は「対話メカニズムは両国の持続的発展に有利である。今回の対話で、双方は金融政策及びマクロ経済分野の議題を議論すると共に、石油や食糧の価格高騰などについての対策を検討する」ことを明らかにしました。
今回の対話について、アメリカのカーネギー国際平和財団のアルバート・ケイデル博士はこのほど、「中米戦略経済対話は両国関係の推進に重要な役割を果たしただけでなく、グローバル経済に積極的な意義を与えた」として、「第4回中米戦略経済対話は両国関係を共栄の方向へ導き、双方の信頼関係をより推進する場となることを期待する」と述べました。
また、ロイター通信の報道では、「この対話メカニズムはアメリカが中国とより緊密な関係を結ぶことでより大きな利益を得ようとするもの」と論じています。(翻訳:東)
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