黄河デルタ地帯自然保護区の観測によりますと、ここ数年、毎年3月に、コウノトリがここに渡ってきており、今年は、40羽あまりの雛がここで孵っています。
コウノトリは中国でも天然記念物とされていますが、元は東アジア地区に多く棲息していたのが、不法な狩猟するため、今の世界での棲息数はわずか3000羽になってしまいました。
しかし、ここ数年、黄河デルタ地帯の湿地では一連の保護と整備措置が講じられ、この地域の生態環境の改善に大きな力が入れられました。特に鳥類の棲息のためには、500万元を投入して人工の巣を作ったり、餌を与えたりしており、専門家は、今年、このデルタ地帯に飛んでくる各種類の鳥の数は200万羽を超えると見込んでいます。
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