中国外務省の秦剛報道官は11日、「チベット問題は中国の内政であり、中国政府とダライ・ラマの接触も完全に中国内部の問題である。中国は、アメリカとEUの首脳会議が発表した共同声明の中でチベット問題に言及したことに反対する」と述べました。
スロベニアで開催されたアメリカとEUの首脳会議は10日に発表した共同声明の中で、チベット情勢に注目し、暴力を防ぐため、冷静を保つよう関係各方面に呼びかけ、中国政府がダライ・ラマ側の代表と接触することに歓迎の意を表し、「双方が実質的かつ建設的な対話をできるだけ早く推進してほしい」と述べています。
しかし、これについて、秦剛報道官は、「チベットは中国の分割できない一部分である。中国政府は人権保護を非常に重視し、絶えず努力している。中国は、人権を口実に他国の内政に干渉することには断固として反対する」と述べました。(翻訳:ooeiei)
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