10日、人民元の対ドルレートは6.9199元となり、初めて6.92元を突破し、最高値を更新しました。
2005年7月21日、人民元為替改革が実施されて以来、上昇幅は19.6%を上回りました。
ベトナムで金融危機が発生したのに伴って、人民元高の傾向は業界の注目を集めています。中国銀行の関係者は、「人民元の上昇は、一部製品の輸入コストを引き下げるものの、国内通貨の急増を招き、深刻なインフレを引き起こす恐れがある」と警告しています。また、中央財経大学中国銀行業研究センターの郭田勇主任は、「ベトナムの金融危機の影響を防ぐため、中国人民銀行は、預金準備率を高めるなどの金融政策を通じて、インフレを抑えるべきだ」との見解を示しました。
(翻訳 朱丹陽)
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