ナイジェリア訪問中の中国政府のアフリカ事務特別代表、劉貴今氏は3日、「アフリカ人民は自国の発展の道を選ぶ権利を持っている。いかなる国も特定の価値観や制度をアフリカの主権国家に強いることはできない」との立場を示しました。
これは、劉貴今氏がナイジェリアの国際関係研究院で講演した際、述べたものです。劉貴今氏は「中国政府は、アフリカの人権状況や法治などを支持しているが、このすべては外から強いるべきものではない。アフリカ諸国の自らの選択を尊重し、その尊厳を考慮すべきだ」と強調しました。
また劉貴今氏は「中国とアフリカの協力は長い歴史を持っており、資源とエネルギー分野だけでなく、金融、製造業、人力資源開発などの分野でも幅広い協力を行っている」と語りました。
またスーダンのダルフール問題について、劉貴今氏は「この問題の解決は長期的努力が必要で、複雑かつ困難である。中国は、ナイジェリアを含む国際社会と共に努力し、この問題の解決に取り組む」と述べました。(翻訳:katsu)
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