世界経済フォーラムが5月30日に発表した報告書によりますと、アフリカは発展すると同時に、貧富の格差もますます深刻になっているということです。このような格差は、社会治安の悪化および政治の不安定を引き起こす可能性があると指摘しています。報告書はまた、「食品の供給不足がアフリカ経済の持続的かつ安定的な発展を大きく脅かしている」としています。
報告書はまず、「過去10年の間、アフリカ経済の急速な成長および国家収入の増加は、一般のアフリカ人民に利益をもたらさず、深刻な貧富の格差を生じた。格差に対する不満は南アフリカを含む多くのアフリカ国家に蔓延している」と指摘しています。
報告書はまた、「世界経済の変化もアフリカ経済にマイナスの影響を及ぼしている。アフリカは、経済の多様化を実現しなければならない」と述べると同時に、「食品価格の高騰は、アフリカの政治の安定に悪い影響を及ぼす可能性がある。既に43カ国で食品の供給不足問題が存在している。国際食品価格の高騰は、この問題をさらに悪化させるだろう」と指摘しています。(翻訳:ooeiei)
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