教育省はこのほど「各大学は四川省の学生を、計画よりさらに2％増しで入学させる」という内容の文書を発表しました。

　地震の影響で、四川省にある40の県と甘粛省にある17の県は大学入学試験の延期を発表しました。四川省の被災地には約9万6000人の受験生がいます。余震が相次いで発生しているため、延期後の試験日については、まだ具体的に決まっていません。

　教育省高校生局の姜鋼副局長は「大学の入学問題について見直す必要がある。例えば、四川省に関しては個別に学生募集の計画を立て、個別に試験を実施することも検討する」と明らかにしました。

　また教育省は、四川省の被災地からの学生募集人数も決定しました。計画より人数を2％増やすほか、被災地とそのほかの地域については、1対4の比率で募集することになります。（05/29　翻訳：Ｙin）