唐家山のせき止め湖下流に位置する綿陽市では、武装警察の護送によって貴重な文化財を移動させることになりました。綿陽市文物局の王錫鑑さんは「最悪の場合に備え、できるだけ多くの文化財を移動させる。移動できないものについても、できるかぎり保護する」と述べました。国家文物局と四川省政府によりますと、綿陽市博物館に保管されている2万5000点の文化財を現在、緊急に移動させているところです。そのうちの20%は国家重点保護文化財で、29日に広漢と成都に移動させる予定です。ほかの文化財も3日以内に移動させるということです。
綿陽市文物局によりますと、綿陽市内8ヵ所の国家重点保護機関が被害を受けました。上流のせき止め湖が決壊する可能性があるため、移動できない文化財や大型の石造文化財については補強などの保護措置を取ります。地震に持ちこたえた保存状態が良好な石造文化財や木造建築物は、短時間のうちに浸水しても、技術者が適切な保護措置を講じれば、大きな被害を受けないだろうということです。(翻訳:katsu)
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