胡錦涛国家主席の招きに応じ、ロシアのメドベージェフ大統領は今月23日と24日の2日間、北京を訪問します。
これを前に、中国外務省の李輝次官補と北京駐在のセルゲイ・ラゾフロシア大使は20日、共同記者会見を行い、メドベージェフ大統領の訪中による両国の戦略的協力パートナーシップの強化に期待を寄せました。
李輝外務次官補は「メドベージェフ大統領は就任後、CIS以外で初めて中国を訪問する。2006年と2007年に、メドベージェフ大統領は両国の『国家年』活動でロシア側の準備委員会委員長を務めた。中ロの戦略的協力パートナー・シップは12年経った。中国はメドベージェフ大統領の訪中によって両国指導者間の友情と関係を深め、戦略協力パートナーシップの未来を探ることを期待する」と述べました。
一方、ラゾフ大使は「大統領の訪中は両国の戦略的パートナーシップを推進し、両国関係がイデオロギーを乗り越えた友好、平等と相互尊重のモデルになることを世界に示す」と述べました。
今回の訪問でメドベージェフ大統領は胡錦涛国家主席、温家宝首相をはじめとする中国の指導者と意見交換し、国際問題に関する共同声明を発表する予定です。
また、メドベージェフ大統領には、ロシアの企業代表団が随行し、両国間の貿易構造改善と互いの投資拡大も検討することになっています。
さらに、メドベージェフ大統領は北京大学で講演を行い、講演は世界に向けたテレビ中継で紹介されます。(ジョウ)
|