新華社通信は11日、「中国の大型飛行機を青空に飛ばそう」と題した温家宝首相の文章を発表しました。温家宝首相はこの文章の中で、中国の大型飛行機の研究開発は中国のハイテクレベルを全面的かつ大幅に高めることができると述べました。
同じ日、大型旅客機の研究開発と製造を担当する中国商用航空機有限コンスが上海で正式に設立されました。この会社の設立は中国の大型飛行機、特に大型旅客機の研究開発が製造段階に入ったことを意味しています。
温家宝首相は文章の中で、「中国の大型飛行機の研究開発は安全性と経済性を両立させたコンセプトを、デザインから、製造、品質検査、産業化までの全プロセスに浸透させる必要がある。自力で技術革新を行うとともに、国際的な先端技術を導入し、活用して、鍵となる開発技術の制約を突破しなければならない。国内外のマーケットの多様化したニーズに応えて、整った大型飛行機の産業チェーンを作り、一流のアフターサービスシステムを構築する必要がある」と述べました。
現在、世界ではアメリカとヨーロッパの4カ国それにロシアが大型旅客機を製造することができ、そのうち、アメリカのボーイングとヨーロッパのエアバスだけが国際市場でシェアを占めています。(翻訳:KH)
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