中国外務省の秦剛報道官は6日北京での定例記者会見で、アメリカ国際宗教自由委員会が発表した中国の宗教の状況に関わる年度報告について、「この委員会が中国の実情を歪曲しようという陰謀は達せられない」とコメントしました。
このほど、アメリカ国際宗教自由委員会は2008年度の報告を発表し、中国などの宗教政策を非難しました。これに対して、秦剛報道官は記者の質問に答え、「この委員会が発表した年度報告は中国を含む一部の発展途上国の宗教状況をむやみに批判し、中国の宗教と民族政策を非難し、中国の内政に著しく干渉している。これはこの委員会が中国に対する偏見を持っている表れだ。この報告書に、中国は強く反対する」と述べました。
そして秦剛報道官は、「中国政府は公民の宗教と信仰の自由を法に基づいて保護しており、各民族、各地域の人々は法に基づいて宗教と信仰の自由を十分に享有している。これは客観的な事実である」と語りました。
秦剛報道官はさらに、「この委員会は、アメリカ国内に存在している宗教と民族の問題を真剣に反省すべきで、他国の事情を非難し、宗教問題を利用して中国の内政に干渉することを止めてほしい。これは中米関係の発展の妨げとなり、委員会自身のイメージをダウンする恐れがある」と指摘しました。(翻訳:KH)
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