5月6日から10日にかけて、中国の胡錦涛国家主席は日本を公式訪問します。日本駐在の崔天凱中国大使は、胡錦涛主席の訪日は中日両国の友好協力関係のシンボルとなるもので、中国政府と指導者が友好的な隣国の日本を極めて重視し、両国間の友好協力関係をさらに発展させていく意欲を現したものだと語りました。
崔天凱大使は4日の「人民日報」の紙面に文章を掲載し、「胡錦涛主席の訪日のポイントは三つある。一つは、安定した戦略的相互信頼を図ること、二つ目は、更なる互恵協力を推し進めること、三つ目は、お互いの国民感情をよくすること」だと指摘しました。
また崔天凱大使は、「中国は日本の最大の貿易パートナーで、日本は中国の三番目の貿易パートナーであり、中国の二番目の外資誘致先でもある。中国経済の急速な発展は、日本に大きなビジネスチャンスをもたらし、日本経済を低迷期から脱出させ、安定した成長へ導く重要な外部の要因ともなる」と述べました。
崔天凱大使はさらに、「最近、中日関係に注意すべき新たな動きが現れてきたが、中日双方は関連の問題を高度に重視し、交渉を通じて、相互理解と適切な解決策を見出す必要がある。木を見て、森を見ず、つまり、個別のことだけに焦点をあてて、主要な流れと方向を迷ってしまうことを避けなければならない」との考えを示しました。(翻訳:KH)
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