衛生部は29日、第3回全国住民死因調査の結果を発表し、肺ガンの死亡率は30年前の5.65倍になったことを明らかにした。悪性腫瘍(ガン)による死因のうち、肺ガンは肝臓ガンを抜いて中国第1位となった。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
衛生部疾病予防・抑制局の斉小秋・局長は29日の記者会見で、「都市部・農村部住民の腫瘍の発病と死亡の構造は変化している。一部の悪性腫瘍は死亡率が著しく低下しているが、環境や生活スタイルと係りのある肺ガンや肝臓ガン、結直腸ガン、乳ガン、膀胱ガンは死亡率やその割合がはっきりとした上昇傾向を見せている。なかでも、肺ガンと乳ガンの死亡率の増加は際立ち、それぞれ30年前の5.65倍と1.96倍になった。同時に食道ガン、胃ガン、鼻咽頭癌、子宮頸癌による死亡率は著しい低下をみせており、なかでも子宮頸癌が最も減少した」と紹介した。(編集KA)「人民網日本語版」より
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