中国とEU(欧州連合)の経済貿易についての初のハイレベル対話が北京で始まり、中国の王岐山副首相と欧州委員会のマンデルソン通商担当委員が共同で対話を主催しました。
席上、王岐山副首相はその挨拶で「中国側は大同を求め、小異を残すという方針を堅持し、中国とEUの利益の共通点を拡大していため努力する」と表明しました。
王岐山副首相はまた、「中国の発展は世界へにチャンスと貢献であり、決して脅威やチャレンジではない。当面の中国とEUとの経済貿易関係に見られる食い違いと摩擦に対して、双方は寛容と開放という姿勢で、実務的な、かつ革新の精神をもってこれらを処理すべきだ」と述べました。
マンデルソン通商担当委員はその挨拶で、「この対話に参加した欧州委員会のすべてのメンバーは、中国の成功はヨーロッパの成功であり、中国の発展はEUに有利なだけでなく、世界にプラスとなると見ている。経済協力と貿易の分野、または政治の分野でもEUと中国との共通点は相違する点よりも多い」と述べました。
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