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フランスの元上院議員、ダライ・ラマを批判
   2008-04-23 21:04:56    cri











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 世界4番目のホテル大手・アコー(ACCOR)グループの創始者で、フランスの上院議員も務めていたポール・ドブル氏がこのほど、上海で「自らの経験から見て、中国政府のチベットでの取り組みは正しい。ダライ・ラマは、チベットの経済や社会の発展に反対してはいけない」と述べました。

 ドブル氏は、アコーグループが上海で初めて建設したビジネスホテルの状況を視察するために上海を訪れました。ドブル氏によりますと、彼は6年前、自転車でフランスからカンボジアまで旅行したことがあるそうです。8ヶ月にわたって1万5000キロあまりを走りましたが、そのうち、3ヶ月は、中国のチベット自治区内で過ごしました。チベットに行く前、チベットに行ったことのない多くの西洋人と同じように、そこは貧しくて立ち遅れているところだと思っていました。また、メディアから「かわいそうなチベット人は、中国の中央政府にいじめられている」というような情報しか得ていませんでした。しかし、チベットで3ヶ月過ごしたことによって、これまでのイメージが変わったということです。

 「6年前、自転車で中国を旅行したとき、3ヶ月、チベットで過ごした。私は、チベットについては、フランス人の中で比較的詳しいほうだと思う」

 ドブル氏は、チベットの美しい景色を見て、経済と社会の発展を実感したと述べました。また、フランスと比べ、チベットの生活水準はまだまだ低いが、中国政府が経済を発展させ、チベット住民の生活を改善しようとする努力が見られ、チベット住民は発展の恩恵を受けていると話しました。

 「あの旅行が終わったあと、本を書いた。その本の中で、私は、中国政府がチベットでやっていることに賛成すると書いた」

 ドブル氏は、1990年代からチベットに関する本を読んできました。西側諸国の間で、ダライ・ラマ14世が「美徳を一身に集めた聖人」のように扱われてきたことに対し、ダライ・ラマの支配下にあるチベットは、新生児の死亡率が極めて高く、近代的な学校は一つもなかったと指摘しました。

 また、ダライ・ラマが、経済の発展はチベットの伝統文化を滅ぼすと発言したことに対し、ドブル氏は、「いくら文化や宗教を保護するといっても、経済の発展を否定し、学校や病院を建てないわけにはいかないだろう」と反論しました。

 「ダライ・ラマがいま主張していることは、いずれも時代遅れだ。それと対照的に、中国政府がチベットで道路や空港、学校、病院などを建設することで、チベットの経済は発展してきた」

 このほか、ドブル氏は、中国政府がチベットと隣の青海省を結ぶ青海チベット鉄道を建設したことについて「チベット住民の外部との連係を改善し、チベットの経済発展に重要な基礎を築いた」と評価した上で、「ダライ・ラマがこの鉄道の建設に抗議したのをテレビで見たが、これはチベット人民の利益を無視し、チベットの経済発展に反対する行為だ」と批判しました。

 ドブル氏は、「本人に会ったことがないが、ダライ・ラマに対して言いたいことがある。国家として宗教の自由を守らなければならないが、それと同時に、宗教は自分の国に反対してはいけない」と述べました。(翻訳:鵬)

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