17日付けの「人民日報」は中国全国人民代表大会常務委員会の呉邦国委員長の文章を発表しました。呉邦国委員長はこの中で、「中国の特色ある社会主義の政治発展の道を堅持し、人民代表大会の活動を新しいレベルに高めていかなければならない」と述べています。
呉邦国委員長は、「一つの国がどんな政治制度を実行するかは、つまるところ、その国の国情と性格による。新中国が成立して半世紀余り、特に改革開放して30年来、中国の姿は歴史的な変化がおきた。経済は世界でもあまり例がないスピードで持続的、かつ急速に発展し、人民の生活水準は衣食が満ち足りない状況から全体としていくらかゆとりのある生活になった。また、人民の民主的権利は絶えず向上し、中国の国際的地位と影響力も大幅に向上している。これらはいずれも、人民代表大会制度が中国の国情に合致するいい制度であることを示している。中国が選んだ発展の道や取得した大きな成果は国際社会でもますます広く認められている」と述べました。
呉邦国委員長はまた、「中国は政治体制の改革を深めている。その目的は人民代表大会制度を含む社会主義政治制度の健全化と発展を推し進めることにある。中国は政治的文明を含む人類社会が創造した成果を積極的に参考にしている。しかし、それは西側の制度をそのまま模倣することではない。多くの政党が交替で政権をとる『三権分立』や二院制は決してとらない」と強調しました。(翻訳:玉華)
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