清華大学などの研究機構が関連企業と共同で開発した世界初となる各国紙幣に対応する偽造紙幣鑑別機が13日、北京でお目見えした。本機は人民元のほか、米ドル、ユーロ、英ポンド、日本円、香港ドルなど、25カ国・地域の主要流通貨幣の鑑別が可能で、紙幣に印刷された記番号の識別も自動的に行う。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
世界初となるこの各国紙幣対応型偽造紙幣鑑別機は中国が独自に開発したもので、清華大学、哈爾浜(ハルビン)工業大学、梓昆科技(杭州)有限公司が共同開発。最大の特徴は世界最先端のマルチスペクトル画像解析システム、および記番号自動識別システム。さらに幾何学、光検査、ホログラム鑑別、セキュリティ・スレッド(安全線)、赤外線特殊印刷などのハイテク偽札製造防止技術にすべて対応しているほか、中国独自の国家機密であるW機解読、光学変色などの最先端技術に対応した鑑別も行う。(編集HT)
「人民網日本語版」より
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