IMF・国際通貨基金のドミニク・ストロスカーン総裁と世界銀行のゼーリック総裁は10日、アメリカのワシントンで、「現在、世界経済の成長率が低下する可能性が大きい中、各国は国際市場における食糧価格の大幅な上昇と発展途上国のますます厳しくなる食糧不足の問題に関心を寄せなければならない」とそれぞれ述べました。
ストロスカーン総裁はこの日、「最近の食糧価格の上昇がすでに、貧困撲滅のプロセスに悪影響をもたらしている」と述べました。またイギリスのブラウン首相がこのほど、国際社会に対して、食糧価格の上昇を抑制する行動を取るよう呼びかけましたが、ストロスカーン総裁はこの考えに賛成の意を表しました。
さらに世界銀行のゼーリック総裁は、「食品価格の上昇は発展途上国と貧困人口の生活に大きな打撃を与えている。これが世界の発展にますます大きな影響をもたらしていることに世界は注目しなければならない」と述べました。(翻訳:玉華)
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