日本や、ロシア、ハンガリー、フランスなどの高官とメディアは、連日、五輪聖火リレーの破壊行為を批判し、北京五輪のボイコットに反対しています。
ロシア下院のグリズロフ議長は8日、五輪ボイコット行為を非難し、「政治問題は、ほかのルートを通じて解決するべきで、どんなことがあっても、北京五輪は予定通りに開催すべきだ」と表明しました。
また、ジューコフ副首相は8日、「五輪は国際的な大きなイベントである。ロシアは、五輪をボイコットすることに反対する。北京五輪に抵抗するすべてのやり方は受け入れられないものだ」と述べました。
ロシアのラブロフ外相は8日メディアのインタビューに答えた際、「ロシアの立場が簡単で、明確だ。つまり、スポーツと政治を一緒にするべきではない」と述べました。
日本の町村信孝官房長官は8日、東京で行われた記者会見で「北京五輪はスポーツ界の盛大なイベントであり、全世界の人民が北京五輪の成功を期待している。この意味から見れば、暴力活動のあるデモ行為は絶対に賛同を得られない」と明らかにしました。
日本の高村正彦外務大臣は8日、別の記者会見で「暴力はよくない。どんな理由であっても、暴力によって聖火リレーを阻止することに賛成できない」と述べました。
ハンガリーのガボル自治政府と地区発展部のスポーツ担当は8日、ハンガリーパラリンピックの関連記者会見で「どんことがあっても、ハンガリー五輪代表団とパラリンピックの代表団は北京五輪とパラリンピックに参加する」と語りました。
フランスの『ヌベル・デュロップ』紙は社説を発表し、「オリンピック理念の一つの重要な原則は、政治制度や、イデオロギー、文化伝統、種族などを超えるものだ。スポーツを政治化することは、五輪精神に背くものだ。北京五輪の聖火リレーを破壊する目的は、北京五輪の成功開催を破壊することにあることが分かった。これらの少数の人の行為を認めるのは、五輪精神と理想に対する最大な冒涜だ」としています。(翻訳:katsu)
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