昨年、143年の歴史に幕を閉じて移転した江南造船廠(上海市浦西原)の跡地に同市内最大規模の造船博物館「江南造船博物館」が建設される計画だ。工事はこのほど正式にスタートし、プロジェクト用地は総面積4万9660平方メートルに達する見込みだ。「解放日報」が伝えた。
中国船舶工業集団の責任者によると、同博物館は江南の造船や中国船舶工業のおよそ100年にわたる歴史を紹介するものとなる。江南造船廠の前身は清政府が設置した江南製造総局で、1867年に虹口の租界から黄浦江沿岸の高昌廟に移転し、その後徐々に極東地域でその名を知られた江南造船廠へと発展した。博物館の建物面積は約3万平方メートル、緑のあるレジャー広場や地下駐車場なども備わる予定で、上海市内で最大規模、最大面積、かつ設備が最も整った業界博物館になる見込みだ。(編集KS)「人民網日本語版」より
|