ラオスを訪問している中国の温家宝首相は30日、台湾海峡の状況について記者の質問に答え、「中国政府は、海峡両岸の平和や発展に有利なことなら最善を尽くす」と述べました。
温家宝首相はその中で、「海峡両岸が、通信・通商・通航という『三通』の実現や、敵対状態の停止、和平合意の達成などの問題について、『92年合意』に基づいて交渉を再開するよう期待している」と述べました。
チベット問題について温首相は、「中国は、各国政府やメディアが客観的かつ公正的に発言するよう望んでいる」とした上で、「ダライ・ラマがチベットでの暴力行動をやめ、チベット独立の主張を放棄し、チベットと台湾が中国の不可分な領土の一部だと認めれば、中国政府はダライ・ラマと対話を再開することができる」と述べました。(翻訳:鵬)
|