新華社北京3月23日発 (記者 王宇 李延霞)医薬衛生体制改革の目標は全国人民をカバーする基本衛生保健制度を確立、あらゆる人も基本医療衛生サービスを分かち合えることだと陳竺・衛生部長は23日中国発展トップフォーラムで指摘した。
当面、中国衛生事業の発展レベルが経済と社会事業の発展レベルをはるかに下回る状況は根本的に変わっておらず、医薬衛生事業は新たな試練に直面、医薬衛生体制改革の深化は必至のところだ。
制度建設に着手、医薬衛生事業発展に影響する体制、メカニズムを模索、中国経済社会発展水準に釣り合い、国家・社会・個人の負担力に合う安全・有効・便利・低価格の公共衛生と基本医療サービスを提供し、全国人民に公平なサービス機会を保証することは医薬衛生体制改革を深める根本的な出発点と最終的立脚点となる。
また、医薬衛生体制改革を深める主な任務は公共衛生サービスシステム、医療サービスシステム、医療保障システム、薬品供給システムを完備することだ。2010年基本医療衛生制度枠組みを一応構築し、都市・農村の異なる収入層の基本医療衛生サービスの格差を緩和する。2020年都市・農村住民をカバーする基本医療衛生制度を確立、比較的完備した公共衛生と医療サービスシステム、医療保障制度システム、規範的薬品供給保障システム、科学的医療衛生機構管理体制と運営メカニズムを築き上げる。
多層的医療保障システムを整える。08年末、新型農村協力医療は農村地域をカバーし、資金工面と清算割合を高める。2010年末、都市部従業員基本医療保険を都市部従業員全体にまで普及させ、都市部住民基本医療保険を全面的に展開する。
また、16の部門が参与する作業協調グループが設立され、医薬衛生体制改革問題をめぐり一年にわたり調査研究が展開され、総体的枠組みが提出されており、これから社会向けに幅広く意見が求められる。(翻訳 孫義)
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