中国外務省の秦剛報道官は21日、北京での記者会見で、「一部の人がダライラマを利用して邪悪な目的を実現しようとしても達せられない」と述べました。
アメリカのナンシー・ペロシ下院議長がこのほどインドでダライラマと会談し、チベット問題に関して中国に圧力をかけるよう国際社会に呼びかけたことについて、中国側のコメントを求めた記者に対して、秦剛報道官は、「ダライラマは政教一致のチベット農奴制の代表であり、長期にわたって祖国を分裂し、民族の団結を破壊する政治亡命者である。ダライラマ一派の祖国分裂の企みを支持することは、国際関係の基準準則に違反したものであり、我々は断固として反対する」と述べた上で、「チベット自治区政府がラサで起きた暴力犯罪事件を法に依って対処してから、およそ百ヵ国の政府が中国側の行動を支持し、暴力犯罪行為とそれを画策したものを非難している。これは国際社会が中国の味方であることを表明している。一部の人がダライラマを利用して邪悪な目的を実現しようとしても達せられない」と語りました。(翻訳:周莉)
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