大陸部(香港を含む)は現在、台湾地区の最大の農産品輸出市場だ。これについて台湾の農業関係者や大陸部の研究者は、大陸部でここ数年に実施された台湾農業への一連の優遇措置が、台湾産農産品の対大陸部輸出を急速に増加させたとの見方を示す。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
台湾の台南県農会走馬瀬農場の田耿松・場長は電話取材に対し「ここ数年、台湾から大陸部への農産品輸出がますます増加しており、私たち台湾の農民は深く思うところがある」と述べた。
台湾から大陸部へ輸出される主な農産品は、マンゴー、カリン、パイナップルなどだ。田場長によると、大陸部が輸入を許可した台湾産農産品の種類がここ数年増加し、輸入ゼロ関税措置を適用された農産品も多い。田場長は「大陸部へ輸出される台湾産農産物が増え続けていることを実感する。これに比べて、米国、日本、韓国への輸出量が減ってきた」と話す。
最新の資料によると、2007年の台湾産農産品の輸出額のうち、大陸部(香港含む)市場の占める割合が25.65%に達し、日本市場は24.69%だった。大陸部は日本に代わり、台湾地区最大の農産品輸出市場になった。(編集KS)
「人民網日本語版」より
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