広東省へ輸入される綿花の品質不合格問題が日増しに深刻化している。同省検験検疫局は11日、昨年1年間、同局の検査を経て不合格となった輸入綿花は、輸入回数にして476回分、不合格率が実に92.4%となったことを明らかにした。うち、品質面である程度の問題が判明したのは299回分、輸入総量の58.1%を占め、品質面における損害賠償請求総額は83万2千ドルに達したという。「新快報」が伝えた。
中央政府のマクロ政策および価格高騰の影響から、昨年同省が輸入し、検査した綿花は計515回分、13万2953トンとなり、輸入総額は1億8252万ドルに達したものの、総量は前年を若干下回った。輸入綿花の主な輸入先は米国で、同省が輸入する綿花全体の61%を占めた。以下オーストラリア、インド、ブラジルと続いている。
また同省では、昨年1年間で計429回、綿花の重量不足が発覚、輸入総量の83.3%を占めた。平均不足率は0.93%、前年(1.12%)比0.19ポイント下落した。輸出国へ発行された重量賠償証書は429通、賠償総額256万5千ドルとなり、同年の同省輸入貨物総額の1.4%を占めた。輸入先では米国綿花の重量不足が大きなウエイトを占めている一方、アフリカ産は比較的安定していた。輸入米国綿花のうち、総輸入回数の85%分に重量不足が発覚、平均不足率は1.00%、総合不足率を0.07ポイント上回ったほか、最高不足率は3.87%にまで達した。昨年1年間、輸入米国綿花に対して発行された重量賠償証書は計270通に上り、賠償請求総額は88万9千ドルに達している。(編集HT)「人民網日本語版」
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