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省・部級幹部は60年代生まれの時代に
   2008-02-22 17:16:42    cri

 1960年代生まれの省・部級幹部の増加が注目されている。すでにほぼすべての省・直轄市に60年代生まれの党委員会常務委員や副省長が誕生。中国共産主義青年団中央委員会の胡春華・第1書記、農業部の孫政才・部長、国防科学工業委員会の張慶偉・主任、湖南省の長周強・省長、新疆ウイグル自治区の努爾・白克力(ヌル・ベクリ)代理主席など正部級の高官も5人誕生している。

 60年代生まれの幹部は、現在38~48歳。通常の幹部任命基準では、市・局の1級幹部に該当する。一般的に省・部の1級幹部は大部分が50ー60歳だ。

 中国の政界において、省・部級幹部は並々ならぬ重みを持つ。彼らは政治パワーの上層部に属し、党と国家の大きな方針・政策の策定における重要な参与者であり、その主要な執行者でもある。ある程度の意味において、彼らは党と国家の前途と命運を決し、影響を与える存在だ。

 60年代生まれの人々は、その世界観・人生観・価値観を形成する最も重要な時期である青少年期に、改革開放の偉大な時代にめぐり逢った。新時代の中で、彼らは大学に通い、仕事を始めた。思想解放の大きな雰囲気に包まれ、新しい物事や現象が次々に現れ、新しい思想・観念・構想が行き交う中で、彼らは思想を活発化し、視野を広げていった。当時人材が不足気味だったこともあり、彼らは比較的早い時期に指導職に昇進し、鍛えられていった。今の年齢になり彼らはさらに成熟した、落ち着いた仕事ぶりを見せている。現代中国の改革発展事業が、こうした人生経験と職務経験を持つ若手幹部を早急に必要としていることは明らかだ。

 60年代生まれの省・部級幹部には工科や文科のほか、法律、政治、経済、管理などを専攻した者もいる。たとえば北京市の吉林・副市長は中国人民大学の法学修士、陸昊・副市長は北京大学の経済学修士、遼寧省の李佳・副省長は東北大学の哲学博士だ。各分野・各業界にも指導的才能を持つ人材がいるが、彼らにも任官の道が開かれている。大企業のトップから政府高官に任命された人物には、鉄鋼業界出身の艾宝俊氏、自動車業界出身の竺延風氏など、大学の学長から任命された人物には、元中国農業大学学長の陳章良・広西チワン族自治区副主席などがいる。

 こうした幹部は知識が豊富で、各分野の人材が横のつながりを持つ。政治人材をより良く調整し、各方面の考えと経験の長所を結集し、改革建設事業の中で生じる新たな課題の解決を求めるために、新たな高みから、新たな境地を切り開いている。

 60年代生まれの省・部級幹部の誕生は、1つの良きスタートに過ぎない。年月の経過に伴い、彼らは省・部級幹部の中心となってゆく。実践の中で鍛えられてきた60年代生まれは、決して人々の期待を裏切らず、新たな業績を上げていくことだろう。(文・陳家興、人民日報社の雑誌「大地」より)(編集NA) 「人民網日本語版」

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