中国農村活動指導グループの陳錫文主任はこのほど、「ここ数年、中国は農民を対象とした一連の優遇政策を実施し、農民の利益確保に努めている」と明らかにしました。
ここ数年、中央政府は三農と言われる農民、農村、農業への資金投入を増やし続けています。2007年度の資金投入は2006年の3400億元より800億元多くなりました。2008年、中央財政の三農政策に関わる予算は1000億元を超える見込みです。また、農業税、特産税、牧畜税、家畜処理税などの税金を廃止し、年間1200億元の税金を免除します。
それと同時に、農村では、義務教育に当たる教育経費の保障制度が全面的に実施され、また最低生活保障制度が作られたほか、86%の農民は新型の農村協力医療保険に加入しています。中央政府は農村部の飲用水の安全を確保するため、毎年60億元を拠出しており、農村部と都市部を結ぶ道路、送電線などのインフラの建設にも力を入れています。また、出稼ぎ労働者の利益を保障する一連の政策を実施し、農村出身の労働者の所得と生活を保障しています。(翻訳:KH)
|