アメリカ国防総省が、制御不能になって地球に落下する恐れがあるスパイ衛星をミサイルで破壊すると発表したことに対して、ロシア国防省は16日、「アメリカは、新たな戦略兵器の実験を計画しているのだろう」と懸念を示しました。
ロシアの国営イタルタス通信は16日、ロシア国防省の報道官の話として、「アメリカは今回の衛星破壊処理を通じて、衛星破壊兵器を実験する可能性がある。衛星の処理に当たってのブッシュ大統領の決断や、アメリカ国防総省が破壊作業を急いでいる態度から、多くの問題点が浮かび上がる。その一つは、ミサイル防衛システムの技術を使う必要があるという決定には、十分な理由がないことだ」と伝えました。(翻訳:鵬)
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