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ミュンヘン国際安全保障会議が閉幕
   2008-02-11 15:50:34    cri





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 第44回ミュンヘン国際安全保障会議が、8日から10日にかけてドイツ南部の都市ミュンヘンで開催されました。会議では、NATO・北大西洋条約機構のアフガニスタンにおける任務や、アメリカの東欧へのミサイル防衛システムの配備、核拡散防止、コソボの地位問題、NATOの拡大などがホットな議題となりました。関係者は、意見の食い違いと協力が併存しているがこの会議の特徴だと分析しています。

 毎年一回開かれる国際安保会議には、50カ国から300人余りの高官や国際組織の代表が出席しました。

 会議では、アフガニスタン問題での意見の食い違いは、一番の焦点となりました。ドイツのユング国防相は、ドイツ政府がアフガニスタン南部に軍を派遣しなかったことについて説明し、「アフガニスタン問題の解決には、軍事的な手段だけでは不十分で、治安情勢の改善と国の復興事業を結びつけることが重要だ」と強調しました。これに対し、フランスのモーリン国防相は、「欧州諸国は、アフガニスタンにおいて、民間の活動だけではなく、より多くの軍事的任務を担うべきだ」と指摘しました。また、アメリカのゲーツ国防長官は、「NATOは、アフガニスタン問題で意見の食い違いがないようにすべきだ」 と注意を喚起しました。ドイツのメディアの報道によりますと、アメリカなどからの圧力を受けて、ドイツ政府は、アフガニスタンのヒンドゥークシ地区に千人の軍隊を増派することを検討しているということです。

 また、アメリカによる東欧へのミサイル防衛システム配備問題については、アメリカとロシアは、これまで激しく論争してきましたが、今回の会議では、前向きな動きが見られました。ポーランドのシコルスキ外相は、ロシアがNATOのミサイル防衛システム計画に参加することを提案した上で、アメリカとロシアがこの問題について前向きな接触を行うよう呼びかけました。NATOのデホープ・スヘッフェル事務局長は、最大の透明度を保ち、ロシアの懸念を解消するようアメリカに呼びかけました。しかし、この会議に先立って、ロシアのプーチン大統領は、「東欧へのミサイルシステム配備は新たな軍備競争を引き起こすのが狙いではないか」とアメリカを非難しています。アメリカとロシアがこの問題で和解できるかどうかは、まだ不透明です。

 ところで、核拡散防止問題については、参加者はほぼ意見の一致を見ました。このうち、イラン核問題について、多くの人は、イランに協力の機会を与える一方で、核兵器の保有を阻止するため、圧力をかけていくべきだと主張しました。

 また、コソボの独立問題については、ドイツの国防相は、「その政治プロセスが後戻りすることは望まない」と述べ、コソボ独立を支持する意向を示唆しました。これに対して、ロシアの代表は、「国際法の枠組みで問題を解決すべきだ」と強調しました。

 この会議で注目されたのは、ロシアが西側諸国との関係を緩和させようという動きです。ロシアのイワノフ外相は、ロシアとアメリカが大規模破壊兵器の規制で共に指導力を発揮するよう呼びかけ、新しい軍事グループや対抗グループを結成しないことを明らかにしました。

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