中国チベット自治区交通庁はこのほど、「2008年、チベットでは道路網の建設に60億元を投資し、幹線道路と農村部を結ぶ支線道路の敷設に力を入れ、農村部との間を結ぶ道路網を99％完成させたい」と明らかにしました。

　現在、チベット自治区は総延長4万4800キロの道路網を有していますが、この数字は2010年になると、5万キロに増える見込みです。道路建設のメリットについて、関係者は、「現地の農民と牧畜民が道路の建設工事に携わることで所得が増えるだけでなく、建設された道路を通じて現地の農産物や畜産物などをできるだけ早く他の地区に輸送することもできる。また、道路交通が便利になったら、現地の人たちは観光業を通じて利益を得ることもできる」と分析しています。（翻訳：KH）