上海市に住む王さんは、子供の遊び相手を兼ねた家庭教師として、市内のある有名大学の学生をやとうつもりだという。子供の勉強を見てもらえる上に、他の誰かに子供の面倒を見てもらう必要がなくなり、「一挙両得」だからだ。冬休みに入り、幼い子供のいる多くの家庭で同じような状況が見られるという。「新聞晨報」が伝えた。
各大学の家庭教師の仲介部ではこのところ、冬休み中の子供の「遊び相手」を探してやって来る就学前から小学生までの児童を持つ親が急増しているという。オンライン仲介サイトでも、この種の冬休みプランを出し、親の関心を引き付けているところが多い。
上海市内のある大学の家庭教師仲介部によると、冬休みが始まり、遊び相手を兼ねた家庭教師の需要は急スピードで高まり、特に低学年の児童では家庭教師需要の半数近くを占めているという。
しかし、これに対する保護者の考え方もさまざまだ。浦東新区に住む邵さんは、「大学生の多くは今や80年代生まれの新人類。自分の面倒を見る能力があるかどうかさえわからず、子供の世話などもってのほか」と厳しい見方。また、冬休み中の家庭教育を大学生に「外注」すれば、かなりの経済的負担になるという意見もある。
専門家は、「保護者は子供の状況や家庭の経済的条件に基づいてそれぞれに適した方法を選ぶべきであり、くれぐれも風潮になびくことのないように」と呼びかけている。
「人民網日本語版」
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