重慶市の不動産会社に勤める劉麗さんは典型的な80年代生まれの若者だ。生活のすべてがインターネットの影響を受けており、携帯電話や衣服に止まらず、衛生陶器類もインターネットで購入している。ネットショッピングは若者の間で一種の流行となっている。ネット調査会社「艾瑞諮詢(iResearch)」とアジア最大のネットショッピングサイト「淘宝網」の統計では、中国におけるネットショッピングの総取引高は昨年、594億元(前年比90.4%増)に達した。淘宝網だけで433億元(同156%増)だ。
艾瑞諮詢と淘宝網が先日発表した「中国ネットショッピング報告2007」によると、昨年の中国のネットショッピング利用者は約5500万人、年間の1人当たり平均消費額は1080元、総取引高は594億元に達した。従来型の小売業者にとって、500億元は1つの大台であり、この数字を達成するために大型家電量販店などは10数年を費やしたが、ネットショップはわずか9年でこれを成し遂げた。06年の数字では淘宝網1社で、世界的な小売大手であるウォルマート(150億元)、カルフール(247億元)、ロータス(135億元)の中国における売上高の合計に迫っている。淘宝網はここ数年間の伸び幅とネットショッピングの幾何級数的な成長から判断して、遅くとも2012年までには、中国のネットショッピング市場は1兆元の大台を突破し、社会消費財の小売総額の5?8%(現在は0.64%)を占めるようになると予測する。
「人民網日本語版」
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