AU・アフリカ連合の第10回首脳会議が31日、エチオピアの首都アジスアベバで開幕しました。会議のテーマは「アフリカ工業の発展」です。
アフリカ連合のコナレ委員長は開幕式で、「アフリカ諸国は独自の産業を発展させ、経済の多様化を実現し、工業化を推進しなければならない。アフリカはエネルギー問題に直面しており、民生用の原子力エネルギーと太陽エネルギーなどを開発しなければならない。アフリカには他国とのパートナー関係の発展を自主的に選択する権利がある」と述べました。
国連のパン・ギムン事務総長は挨拶の中で、「国連は全力をあげて、アフリカの工業化を支援していく。また国連はアフリカで『ミレニアム開発目標』を実施することに力を入れていきたい」と述べました。
アラブ連盟のムーサ事務局長は、アラブ連盟とアフリカ連合がスーダンのダルフールなどの問題で協力を強化するよう呼びかけました。
また、会議に出席した日本の森喜朗元首相は席上、「日本はアフリカと、各分野での協力を強化していきたい」と述べました。(翻訳:玉華)
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