新華社北京１月２７日発　昨年５月以降、豚と豚肉の供給不足気味に応じて、国務院が「ブタ生産発展を促し、市場供給を安定化させることに関する意見」を打ち出したのをきっかけに、各地、各部門は速やかに対策を講じて、豚の生産局面に積極的な変化が出てきた。国家の支援政策の効果を上げつつ、豚の飼育頭数が増加、メス豚の飼育も増加して、大規模な飼育の展開は進んでいると、中国農業部の担当者は２７日指摘した。

　繁殖力のあるメス豚の補助金が全額で提供され、補助対象は４６８９万頭に達し、繁殖力のあるメス豚３１３７万頭が保険に加入され、保険の適用範囲が６６．９％に達した。全国で２３３の豚繁殖場の建設が急いで進められ、９００万頭の繁殖力のあるメス豚の人工授精補助金も提供されている。国家のワクチン補助金や殺し補助金などの支援政策は、高病原性の豚繁殖・呼吸器障害症候群やコレラなど重大な疾患の予防において重要な役割を果たし、効率よく飼育業者の損失を減らした。

　農業部の監視の結果、豚の飼育を支援する政策の奏功と市場価格のけん引を受けて、豚の飼育頭数は２００７年９月から次第に回復し、飼育頭数、供給頭数と繁殖力のあるメス豚の頭数は増加し、２００７年１２月に豚の飼育頭数は同期比６．５％増加、繁殖力のあるメス豚の飼育頭数は同期比９．４％増え、飼育総数の１０％程度を占めて、正常値をやや超えた。大規模な飼育が安定して進み、大規模な飼育業者の飼育頭数は同期比２０．６％増えた。

　次のステップで、農業部は豚飼育場の建設を支援し、供給能力を増やす考えだ。全国豚品種改良計画を制定、豚良種補助金体制を押し広める経験をまとめ、豚品種の改良を急ぐ。積極的に標準化・大規模飼育場、飼育団地の建設基準と技術基準を導入、個人飼育業者の規模化飼育への適正な移行を支援する。各地が糞便処理へのサポートを強化する。

　そして、生産統計の監視と警報を強化、監視結果の即時性と正確性を高める。早期に監視警報プラットホームを構築、ネットワークとテレビなどで即時に発表し、飼育業者の合理的な生産組織を誘導する。適用技術の普及を拡大、代表的な品種や主要技術の確定と技術育成の展開を組織し、プロ技術者と末端技術者の役割を活用し、産業協会と農民組合のサービスプラットホームを利用、科学技術を普及させる。