新華社武漢1月21日発 (記者 戴勁松)記者が華中電網公司から得た情報では08年以来、発電用石炭の供給不足により華中電網の電力供給は日々ひっ迫し、河南を除くほかの省(市)電網はいずれも電力制限を発動した。
最新統計によると、石炭供給不足で閉鎖された最大出力は637万キロワット、25社の火力発電所の石炭在庫は警戒線にある。07年12月下旬以来、華中六省(市)の経済の高度成長にしたがって華中電網負荷は急激に増え続けてきた。
湖北、重慶、湖南、四川、江西の石炭在庫は大幅減、華中電網在庫は毎日10万トン減、08年1月、各省(市)の火力発電所も石炭不足で設備を閉鎖しなければならないこととなる。1月20日、華中電網石炭在庫は557.41万トンと、7日間の発電用しか満足できず、正常な在庫を半分下回った。
湖北省は1月18日から所によって電力制限をスタートした。四川省は1月5日から制限措置を打ち出し、日制限分は2000万キロワット時に達した。重慶市は12月11日から例年より繰り上げて制限措置を実施し始めた。湖北、重慶、四川、江西などは前後して華中電網公司に電力援助を求めた。
当面、華中電網公司は国家電網公司と共同で対策に研究を重ね、六省(市)の電力供給を満たすために、後備容量シェアリングなどの措置を打ち出し、関係地域に緊急援助を与えた。華中電網公司は発電用石炭の均衡を保ち、電網運営安全に大きな影響ある重点火力発電所の稼動を確保するほかに、送電不足を背景に制限方案を練り上げ、人民生活と重点企業の電力消費を保障すべきだと呼びかけた。
華中地域の雨雪天気がつづく情勢のもとで華中電網の電力供給は厳しい試練に直面しなければならない。電網安全を確保する上、力を尽くし電力供給秩序を守ると華中電網公司は表明した。
(翻訳 孫義)
新華社より
|