米国家安全保障会議のジョンドロー報道官は7日、談話を発表し、緊張事態を招く可能性のある「挑発行為」の即時停止をイランに警告しました。
米国務院のマコーマック報道官も同日、「アメリカは、イランが中東のホルムズ海峡で行っている、米国や同盟国に対する活動に反撃を加える」と述べました。
米国防省の関係者によれば、「アメリカ海軍のフリゲート艦など3隻が6日早朝5時頃、中東のホルムズ海峡にさしかかったところ、イラン革命防衛隊とみられる武装した5隻のスピードボートが急接近し、無線で『アメリカの艦船を爆破する』と告げた後、海上に箱のようなものを投げ入れた。アメリカの軍艦は、警告を発するとともに、爆発などを警戒して攻撃態勢をとった。結局、これらのスピードボートは攻撃を行わず去って行ったが、戦闘が始まる寸前だった」ということです。
ここ数年、アメリカは、イランがひそかに核兵器を開発しており、イラクの反米武装勢力に爆弾作りに必要な材料を提供していると非難しています。これにより、イランとの関係は緊張状態にあります。
アメリカからの非難を受けて、イラン外務省のホセイニ報道官は7日夜、「イランの艦船は相手が米国の軍艦であることが分からず、相手を識別するためにそのような行動をとった。そして、相手を確認後、すぐにその場を離れた」と説明しました。(翻訳:KH)
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