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「シェンゲン協定」 東欧など9カ国に拡大
   2007-12-21 17:07:51    cri





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 国境での出入国審査が免除されるEUの「シェンゲン協定」の範囲が21日、エストニア、ハンガリー、リトアニア、ラトビア、マルタ、ポーランド、スロベニア、スロバキア、チェコの9カ国に拡大されました。

 これにより、「シェンゲン協定」の加盟国は24カ国になります。

 1985年6月14日、フランスとドイツの国境に近いルクセンブルグの小さな町シェンゲンで、フランス、ドイツ、オランダ、ベルギー、ルクセンブルグの5カ国が協定に調印しました。

 協定は、欧州諸国、特にEU加盟国同士での国境通過を自由化し、欧州の統合を目指しています。

 協定には加盟各国が国境を開放し、域内住民に対し、出入国審査を免除すること、シェンゲンビザの発給を受けた域外住民は域内で旅券を提示せずに移動できること、域内の司法・警察協力を強化することなどが含まれています。

 1985年に調印された「シェンゲン協定」は1995年に発効し、スペインとポルトガルの加盟により、7カ国に拡大されました。

 そして、1997年から2001年までに、ギリシャ、イタリア、オーストリア、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、ノルウェー、アイスランドの8カ国が加盟し、「シェンゲン協定」の範囲は15カ国に拡大されました。

 「シェンゲン協定」加盟国は住民に対する出入国審査を廃止し、旅券とビザなしの国境通過が欧州の住民に大きな利益をもたらしました。

 そして、EU国民の一体感が高まり、今回の9カ国拡大によってEU新規加盟国の国民も所属意識が強くなっています。

 その一方、欧州統合を目指す「シェンゲン協定」は域内国に対し、共通した行動を求めず、十分な柔軟性があります。

 EUに加盟していないノルウェーとアイスランドは「シェンゲン協定」に加盟しており、EU加盟国のイギリスとアイルランドはまだ「シェンゲン協定」に加盟していません。

 経済のグローバル化に伴い、企業、産業、国家、地域間の競争が激化し、「シェンゲン協定」は加盟国の結集力を強めています。

 今回の「シェンゲン協定」加盟国拡大について、欧州委員会のバローゾ委員長は「旧大陸から新しい欧州を作り出した」と評価しました。

 「シェンゲン協定」の地域拡大は欧州統合のプロセスを大きく推進し、EUの決断力と行動力を示しています。

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