エストニア、ハンガリーなど2004年にEU・欧州連合に新たに加盟した9ヶ国は21日、加盟国間の人員や貨物の往来の自由化を図る「シェンゲン協定」に加入しました。これで、「シェンゲン協定」の加入国は15ヶ国から24ヵ国に増えました。
この結果、これらの9ヶ国はこの日、シェンゲン協定加入国と隣接する海域や国境地帯での出入国審査を廃止し、来年3月29日からは空港での出入国審査も廃止することになっています。
「シェンゲン協定」はフランス、ドイツ、オランダ、ベルギー、ルクセンブルクの5つのEU加盟国が1985年に調印し、1995年から発効したものです。この協定によれば、加入国はお互いに国境地帯を開放し、出入国審査を取りやめるほか、ある国の身分証明書かビザを持てば、すべての加入国に出入りすることができることになっています。現在、イギリスとアイルランドを除く13のEU加盟国が「シェンゲン協定」に加入してるほか、加入国には、EU加盟国でないノルウェーとアイスランドも含まれています。(翻訳:KH)
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