中国国家統計局の西蔵(チベット)調査総隊が西蔵自治区経済工作会議で発表した統計によると、2007年の西蔵社会消費品小売総額が初めて100億元を突破、前年同期比24.9%増の112億元に達し、消費が経済成長の後押しとなっていることが明らかにされた。
同自治区共産党委員会の張慶黎・書記は「西蔵の平和的解放から2002年までの社会消費小売総額はようやく50億元に達した程度で、しかも50年もかかっている。それから2007年までに、たった5年で2回目の50億元を実現したことは、大前進といえる」と語った。
同自治区の向巴平措・主席の分析によると、西蔵の急速な消費増加の主要因として、第1に、都市・農村住民の大幅な収入増加で、通信・自動車・住宅などが消費対象として持続的な高まりをみせていること。第2に、青蔵鉄道により観光客が今年145万人余り増加し、消費を拡大したこと。第3に、市場秩序の整理で消費環境が改善されたことをあげている。
「人民網日本語版」
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