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2007年の中国の外交を振り返って
   2007-12-18 17:18:55    cri





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 まずは、朝鮮半島の核問題です。今年、この問題には、大きな転機が訪れました。6カ国協議の開催と共同文書の調印は、朝鮮半島の核問題の解決に具体案を示しました。中国人民大学の金燦栄教授は、中国の役割を「中国が主導する6カ国協議体制は、朝鮮半島核問題の悪化を避けることに大きな役割を果たした。朝鮮核問題の改善で中国がやったことは、二つの共同文書の制定で話し合う場を提供したことだ。」 と評価しています。

 気候変動に関する問題も、国際社会が直面する大きな課題です。中国の指導者は、この分野で、各国とともに努力していく姿勢を表明しました。9月、外務省の楊潔チ外相は、第62回国連総会で、「中国政府は、2010年までに、GDP単位あたりのエネルギー消費量を2005年末より20%、主要な汚染物の排出量を10%減らし、かつ、森林カバー率を20%高めることを目指している。中国は、"気候変動に対応する国家方案"に沿って、この分野での国際協力に積極的に参加し、地球温暖化防止に貢献していく。」と話しました。  

 中国政府は、また、アジア太平洋地区における平和と安定の維持に努力しています。そのうち、今年は、日本との関係改善が目立った年でした。今年初め、温家宝首相が日本を訪問し、これを「氷を溶かす旅」としました。その後、両国のハイレベルな行き来は後を断ちません。そして、今年は、国交正常化35周年を記念して、「中日文化・スポーツ友好交流年」活動を実施しました。これについて、北京大学の朱鋒教授は「中日関係の改善は、国の外交政策であるだけではなく、外交に関する信念とも言えるだろう。中国と日本の間には、例え争いがあったとしても、安定、平和かつ建設的な関係を維持することが重要だ。これは、両国人民の利益であるだけでなく、21世紀の東アジア、そしてアジア全体の共通利益に関わっている。」 と語りました。

 また、スーダンのダルフール問題や、イラン核問題、ミャンマー問題、アフリカ諸国への支援問題などでも、中国は大きな役割を果たしました。国力の増強に伴い、中国は、国際社会でより積極的な役割を担うようになりました。胡錦涛国家主席は、この10月に開かれた第17回党大会で、「中国の前途は、世界のこれからと深く関わっている。中国の発展は、世界各国と切り離したものではなく、世界の繁栄と安定が中国と関わっている。中国人民は、世界各国の人々と共に、人類の美しい夢を実現するため、たゆまぬ努力を続けていきたい。」と述べています。

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