中国外務省の秦剛報道官は北京で、「中国は、南中国海及びその付近の海域に対して、何ら争う余地もない主権を持つ。これは中国政府の一貫した立場である」と述べました。
報道によりますと、今月の9日、ベトナムのハノイとホーチミン市で中国に対する抗議活動が発生しました。秦剛報道官は11日これについて記者の質問に答えました。
秦剛報道官はこの中で、「ベトナムは時代によって異なる主張をしており、中国側もそれを承知している。中国とベトナムの指導者は何度もこの問題について意見を交し、共に努力して対話と協議を通じて海上の争いを解決し、南中国海の安定や両国関係の大局を維持することで合意した」と述べました。
秦剛報道官はまた、「ベトナム国内でこのほど、中国とベトナムの友好関係を損なう事件が発生した。中国はこれを非常に重視する。ベトナム政府が責任のある態度で有効な措置を取り、事態の進展を阻止し、両国関係を損わないようにすることを希望する」と語りました。(翻訳:玉華)
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