北京市の重大科学技術プロジェクトである「国家排ガス基準4を満たすクリーン燃料の構成と排ガスの関係に関する研究」が6日、2年余りの月日を経てようやく専門家チームの最終審査を通過した。同プロジェクトは、自動車のガソリンやディーゼルオイルの品質パラメーターと排ガスの関係について研究したもので、国内で初めて「国家排ガス基準4」を満たす燃料の地方基準を制定した。「北京娯楽信報」が伝えた。
北京市質量技術監督局の姚娉・副局長によると、強制力を持つこの地方基準は来年1月1日に施行され、今後、北京市場で販売する自動車の燃料は全て基準値に達しなければならない。中国石油化工集団や中国石油天然気集団公司はすでに、基準を満たすクリーン燃料を生産する技術力を保有しており、来年の販売に向けて品質の高いクリーン燃料の準備を整えた。
北京市環境保護局の杜少中・副局長によると、来年の五輪前に、北京はどこよりも先に自動車の排ガスを規制する「国家排ガス基準4」に取り組んでいく。基準実施後、北京の自動車が排出する汚染物質の量は50%減少するという。(編集KA)「人民網日本語版」
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