国家知識産権(知的財産権)局の賀化副局長は3日、北京で行われた世界知的所有権機関(WIPO)の「特許協力条約」(PCT)をめぐる国際会議に出席した際、「ここ数年来、中国がPCTを踏まえて提出した国際特許申請件数が年を追って増加しており、中国はPCTをめぐる世界的連携の重要な構成メンバーになったといえる」と発言した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
PCTは特許分野の重要な国際条約の一つで、PCTを踏まえて提出された特許申請は「PCT申請」と呼ばれる。中国は1994年に同条約に調印。以降、中国の申請者は中国語で記入したPCT申請を中国国内で提出し、申請書類の中で特許の保護を求める国を指定しさえすれば、対象国での特許申請が完了したことになる。
賀副局長によると、2003ー06年に中国のPCT申請件数が急速に増加し、増加率は4年連続で主なPCT申請国中のトップだった。
賀副局長の説明によると、94年に103件だった中国のPCT申請件数は、06年は3910件に増えて、世界8位、発展途上国中2位になった。06年は発展途上国の申請件数全体の32%を占めた。
これと同時に、中国を対象国とするPCT申請も年を追って増加している。05年の対中申請件数は4万133件で米国を抜き、1位の欧州、2位の日本に次ぐ世界3位になった。
「人民網日本語版」
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