上海スーパーコンピュータセンターでは、グレードアップにより新しいスーパーコンピュータの演算速度が現在の10倍以上になるという。毎秒10兆回から毎秒100兆回以上に高性能化が図られる。上海は今後3年~5年間、各分野の最先端研究を支えていく演算処理装置を確保した。
香港紙「文匯報」が4日に伝えたところによると、上海のスーパーコンピュータの演算能力は、国内だけでなく世界においてもトップレベルを維持していく。新スーパーコンピュータは、1万8千個以上のCPUコアを搭載したマルチコアプロセッサで小型化を実現し、現在のコンピュータとほぼ同じサイズで、10倍近い演算速度を誇る。
同センターでは、今後ユーザー数が現在の約300機関から800機関に急増加するだろうと見込んでいる。航空・原子力・船舶・鋼鉄・自動車・市政工事など工業分野の新製品の開発以外に、新薬・新素材・気象気候・海洋など自然科学の研究にも重要な役割が期待される。
「人民網日本語版」
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