セルビアのシュタノバック国防相は29日、コソボ自治州のアルバニア系自治政府が独立を宣言しても、コソボに軍事干渉することはないと述べました。
シュタノバック国防相は29日、ベオグラードで「セルビア軍とコソボの国際平和維持部隊は、良好な協力関係を保っているため、セルビアはコソボに軍事干渉をすることはない」と述べながらも、「セルビア国防省は、コソボの地位問題で起こり得る状況を想定して対策を立てている」と語りました。
コソボの最終地位をめぐる交渉は28日、セルビア政府とコソボ自治政府が合意に達しないまま終了しました。コソボ自治州のセイディウ大統領は29日、新しい議会や政府が誕生すれば、アメリカや欧州連合と連携を取りながら、自治州の独立を宣言すると述べました。(翻訳:鵬)
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