欧州委員会は29日、第10回中国・欧州連合首脳会議を高く評価するコミュニケを発表しました。
コミュニケは、「全面的に発展するパートナーシップ」と題したもので、第10回中国・欧州連合首脳会議について、「双方は、過去10年間の協力の成果を総括したほか、気候変動やエネルギーの安全、アフリカの発展などについて話し合った」と指摘しました。
また、「中国と欧州連合は、貿易や市場参入、知的所有権の保護などで依然として食い違っている部分があるが、欧州委員会のバローゾ委員長は欧州連合に対し、ヨーロッパが中国を脅威と見ないよう工夫することを求めている」と述べました。
コミュニケではこのほか、今年1月に始まった中国と欧州連合の協力協定に関する交渉での進展に満足の意を示しています。
中国の温家宝首相や、欧州連合の議長国・ポルトガルのソクラテス首相、欧州委員会のバローズ委員長が28日、北京で第10回中国・欧州連合首脳会議を開き、戦略的パートナーシップを共同で推進することで合意しました。(翻訳:鵬)
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