国連のパン・ギムン事務総長、ロシア、ドイツなどは28日、アメリカの仲介による中東問題に関するアナポリス会議にそれぞれの見方を表明しました。
パン・ギムン事務総長は会議の収めた成果に非常に満足し、「国連はパレスチナ自治政府のアッパス議長との協力を保ち、イスラエルのオルメルト首相との交渉を続けていくことを支援する」と述べた上、その他の関係方面が交渉のプロセスに進んで参加するよう希望しました。
ロシアのラブロフ外相は「アナポリス会議は中東和平プロセスにとって非常に有益だ。パレスチナとイスラエルが直接平和交渉を開始したことは会議による成果だ」と述べました。
また、ドイツのメルケル首相は「今回の会議はパレスチナとイスラエルの恒久平和にチャンスをもたらした」と述べました。
エジプトのアブルゲイト外相は、「今回の会議は、パレスチナとイスラエルの最終的な地位についての交渉を再開させる重要な一歩だ。これは国際社会がパレスチナとイスラエル衝突の解決を希望することを表した。アラブ諸国はイスラエルとの関係正常化の問題を賢明に処理していく」と述べました。
しかし、イランのアハマディネジャド大統領は「アナポリス会議は必要な代表に欠け、失敗だ」と述べました。(翻訳:董)
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