21日にスタートした「国家環境・健康行動計画(2007ー2015)」によると、中国は主要環境要素と環境による健康被害についての調査を全土で展開する。調査によって、環境汚染が引き起こした健康被害の類別や分布状況を把握でき、環境と健康に関連する活動の実施に科学的根拠を提供する。
「全国汚染源センサス」では、深刻な健康被害をもたらした、またはもたらす可能性のある重度環境汚染地域で、汚染源と汚染経路、汚染物質、汚染レベルの調査を行う。これらが健康に与える影響を調査で総合的に把握し、全国と各地域で優先的に抑制すべき汚染物質のリストを作成。環境アセスメントや汚染物の処理・抑制・監視の際に参考とする。
計画によると、中国は5つの国家級環境・健康監視ネットワークを構築予定で、即時的かつ系統的に環境汚染、健康被害を監視する。ネットワークはそれぞれ▽飲用水安全と健康監視ネットワーク▽大気汚染と健康監視ネットワーク▽土壌環境と健康監視ネットワーク▽異常気象災害と健康監視ネットワーク▽公共スペースの衛生、特定スペースでの生物安全監視ネットワークーーの5つ。
「人民網日本語版」
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